漂泊の俳人 種田山頭火が愛した川棚温泉。
その近くに、川棚平野を見下ろし響灘を一望できるダムがあります。
もともと地域の農業用に造られたダムですが、現在は ”誰もが憩える湖公園” として利用されています。
周辺には川棚名物の「瓦そば」を食べれる店もあり、日帰り温泉施設もあるので、遊ぶ!・食べる!・温泉!と
満喫できます。
ダム湖名
ダム湖名は【青龍湖(せいりゅうこ)】
この湖は”青龍伝説”と言われる逸話があります。
大昔、この地方は一大沼地であり巨大な青龍が棲んでいましたが、欽明天皇の時代(1400年前)
に大地震があり、青龍が亡くなってしまいました。里人はこれを哀れと思い青龍権現として神に
祀ると青龍が昇天し、温泉が湧き出たと伝えられてます。
その後、三恵寺の怡雲和尚によって開発されたのが川棚温泉です。
参照:山口県下関市豊浦町のHPより
響 灘
(男島、女島、竜宮島、石島)の厚島を見渡せる絶景は、世界的ピアニスト「アルフレッド・コルトー」も絶賛したと言われています。
♪アルフレッド・コルトー (1877-1962)♪ 20世紀前半のフランスを代表するピアニスト
昭和27年(1952年)に念願の日本公演を果たし、全国各地で公演を行いました。
山口県では下関と宇部でコンサートを開催し、その間宿泊したのが川棚温泉のホテルでした。
ホテルの窓から見える響灘と厚島の景色に感動し
「こんなに美しい夢のような島は見たことがない」
「天国のようなあの島で死にたい、買い取りたい」 とまで申し出たそうです。
ダム散策
このダムは一周すると1.5kmあります。
マラソンやウォーキングをする人たちも多く、路面や路肩に目印がついています。
とても親切です☆
※ ペットも散歩することができます。
ごみ箱はありません。各自持ち帰りです。
※ 綺麗に舗装されているので、車椅子でも大丈夫です。
駐車場・トイレ
県道からダムへの入り口に竜の看板が出ています。
・頂上のダムに行くまでに1か所駐車場があります。トイレもココです!
・ダムまで上がると駐車場はありますが、トイレはないので要注意です!!
天端
駐車場の側に天端がかかっていて、ダムの全景が観賞できます。
車両通行禁止なので、種田山頭火やアルフレッドコルトーが絶賛した響灘をゆっくりと眺める事ができます。
所々休憩できるようにベンチが設置されており
春には花壇のお花も咲いて綺麗です。
ダムには鯉やカモが泳いでるのが見えます。
しかし残念なことに釣りは出来ないようです (+_+)
「釣り禁止」
川棚名物
川棚名物と言えば・・・
『 瓦 そ ば 』
ダムから歩いて行ける川棚温泉街にある「たかせ」は瓦そばの元祖。
取材で多くの芸能人も訪れる名店です。
ジュージュー焼いた瓦の上に茶そばをのせ、甘辛く煮た牛肉と金糸卵を一緒につゆでいただきます。(^^)
地元では家庭でもよく作るんですよ!
さすがに瓦は無理なのでフライパンやホットプレートなどを使います。
という古老の話からヒントを得て、弊店創立者 高瀬慎一が数十年を経過した日本瓦を用い、弊店独自の
製法にて開発いたしました。 雅味豊かな茶そばに、牛肉、錦糸卵、海苔、もみじおろし、レモンなどを
配し、これも又、弊店独自のつゆを添えて「瓦そば」と名付け供したるところ、大方の絶賛を得て広く各
地よりご来店賜るところとなりました。
参照 : 瓦そばたかせHPより
日帰り温泉施設
ダムで遊んだ後は名湯でのんびり♨
川棚グランドホテル お多福 〒759-6301 山口県下関市豊浦町大字川棚4912-1 TEL (083)-774-1111
* 入浴料 平日 850円
土日祝 1050円
* ここは宿泊できます。(ペットも一緒に泊まれる宿です!!)
ぴーすふる青竜泉 〒759-6301 山口県下関市豊浦町川棚湯町5159-2 TEL (083)-772-0047 * 入浴料 大 人 420円 小学生 150円 幼 児 80円 * 家族風呂や休憩所とのセット券もあります。 ぴーすふる青竜泉公式サイトはこちら☆
アクセス
〒759-6301 山口県下関市豊浦町大字川棚
[JR]山陰本線 川棚駅下車 車で5分
[お問い合わせ先] 下関豊浦総合支所地域政策課 TEL (083)-772-4001
まとめ
ダムと言えば大量の水が放流されるイメージですが、ここはちょっと違うタイプになります。
温泉街も近く、休日には家族連れも多いです。
一年を通して様々な山の景色が楽しめます。
海に山にどちらも楽しめる観光地の近くなので、遊んで食べてゆっくりとした一日を過ごせます。